
むすめにカッコいいところを見せたくて色々考えました。
優しさも必要ですが、男らしさも見せたくて経験も無いのにあるチャレンジを考えました。
キャンプとかも考えましたが、少しハードルが高いので、まずキャンプっぽい料理を検索してみました。
結構色々とありますが、炭は取り扱いが結構面倒。火をつけるのも片付けも。。
と言う事で、今回はお手軽なガス。
ガスって言ってもキッチンにあるコンロです。
で、何を作ろうかと検索しつつ、候補に出てきたのが
串に刺した肉と野菜。キャンプやBBQらしくワイルドな感じ。
でも、うちの魚焼きグリルやオーブンで上手く出来るかわからないし、そもそも串が短くないと焼けないので、ワイルド感が半減するような気になる。
次に挙がった候補がホイル包み焼き、これも良いのだけれども、なんかワイルド感がないような。。。きがする。
で、次の候補がダッチオーブン料理。鳥や肉の塊が入っている写真を見てワイルドな感じ満載。
これだ!
ダッチオーブンで調べてみたら、自宅のガスでも料理が出来るとの事。これがいい!
でもここで、問題ががが。
そう、お安くない。
候補に挙がった串焼きやアルミホイルの包み焼きは、ステンレスの串とアルミホイルはお手軽価格だけれども、ダッチオーブンはお安くない。
でも、取り扱いをよく読むと、手入れをすれば一生物と書かれている。
何サイトか廻って調べてみたが、どこにも長持ちするとか、一生物と書かれている事が多い。
まぁ、むすめとの思い出として一生残るのなら安い物かと思い投資する事に決めた。
ダッチオーブンには底に足がついているタイプと無い物があるようだが、今回はガスコンロでも使うので、足がついていないタイプを購入。
いよいよダッチオーブンを購入したが、むすめの前でカッコよく使い慣れているかのようにしなくてはならない。
それには、いくつか試練があった。
・新品のダッチオーブンの使い始め方
・片付け
・料理方法
どれも大事な事なのだけれども経験がないので、むすめが保育園に行っている間に練習をすることにした。
これも、むすめにカッコいい所を見せるためだ。がんばるぞ。
「ダッチオーブンの使いはじめ方」
・サビ止めオイルをとる。
・サビないように酸化鉄の膜をつける。
ダッチオーブンは鉄製の物とステンレス製のものがあるようです。
ステンレス製は片付けも簡単で錆びないので使いやすいようです。
で・す・が!
ここは鉄製の黒いダッチオーブンでしょ。
扱いにくさと黒さがワイルドに感じます。
1サビ止めオイルをとる
それで、鉄のダッチオーブンは当然サビます。
なので、新品にはサビ止めのオイルが塗られています。
まずは、これを食器用洗剤で洗い流します。
蓋も全て洗います。
けっこうオイルがきつく着いているので、しっかりと洗います。
洗い終わったら、キッチンペーパー等でしっかりと水分をふき取ります。
2.サビないように酸化鉄の膜をつける
水分が取れたダッチオーブンをガスコンロにのせ強火で空焚きをします。
しばらくすると白い煙が出てきますので、それまで空焚きをします。
この時に、もし黒い煙が出るようであれば、それはサビ止めオイルが残っていた事になります。
その場合は、焼ききります。
方法は、そのままガスコンロで焼くだけ。そのうち黒い煙が出なくなり白い煙に変わります。
そうなれば、サビ止めオイルは焼き切り全体に火がはいりました。
火が全体に入ったらガスを止め、オリーブオイルを全体に薄く塗ります。蓋も表面も塗ります。
オリーブオイルを使用する理由はダッチオーブン自体を油臭くしないためです。
ない場合は、サラダ油で問題ないです。
次に、野菜を炒めます。この時の野菜は何でも良いです。キャベツとかセロリの葉っぱとかなんでも良いです。
量は200グラムくらいでOKです。
この工程は、ダッチオーブンの鉄臭さを取るためです。
炒めた野菜はもったいないのですが鉄臭いので廃棄します。
そのあとは、再度オリーブオイルを薄く全体に塗って作業終了です。
これでダッチオーブンを使い始める事が出来ます。
これをシーズニングと言います。
「ダッチオーブンの片付け方」
使い終わったダッチオーブンは次回使うためにコンディションを良く保っておかないといけません。
ようするに、サビないように保管する事です。
使い終わったダッチオーブンは食後すぐに水と「たわし」でゴシゴシ洗います。
大体はこれで汚れが取れますが、もし取り切れなかったりコゲてしまっている場合は、ダッチオーブンでお湯を沸かし汚れを浮かせます。
まちがっても、水につけておいたりしてはいけません。サビサビになります。
※洗ったあと家庭のキッチンの人口大理石の上に一晩おいておくと、人口大理石にサビが付いて落ちなくなります。
洗剤はつかってはいけません。シーズニングの油がとれてしまい酸化膜がはがれてしまいます。
汚れがとれたダッチオーブンは、空焚きをして白い煙が出るまでまちます。
白い煙が出たら、火を止めてオリーブオイルを全体に薄く塗るようにします。
冷めてから、新聞紙で全体を包みしまいます。
市販でダッチオーブン用の袋が販売されていますが、家庭で使用するのなら、購入時の段ボールで問題ありません。
「ダッチオーブンの料理」
これで、やっとダッチオーブンを使えるようになりました。
ここからは、いよいよダッチオーブンのレシピです。
今回はむすめの好きな鳥を料理します。
ワイルドにチキン一羽を使った料理をと思いましたが、むすめが怖がるので骨付きの鳥もも肉を使用しました。
「ダッチオーブンのローストチキンレシピ」
料理時間目安:1時間
材料
〇鳥もも肉 数本
〇人参 2本
〇ジャガイモ 4-5個
〇玉ねぎ 4-5個
□セロリ
〇ローリエ 1枚
〇ローズマリー 少々
☆にんにく 2かけ
☆岩塩 適量
☆黒コショウ粒 適量
〇オリーブオイル
レシピ
1.にんにくを鳥もも肉にすりこみ、岩塩、黒コショウ粒を全体にまぶします。
2.ジップロックに鶏もも肉を入れ30分ー1時間、冷蔵庫で寝かせます。
3.ダッチオーブンの底に□セロリをひき詰めます。葉っぱも使ってください。これはコゲ防止のためと香草野菜の役割です。
(セロリが苦手な場合は100均などにある網をひいてもOKです。)
4.〇を全部ダッチオーブンに入れます。この時、鳥もも肉の廻りに野菜が来るように整えてあげてください。
5.オリーブオイルを最後に上からひとかけして蓋をします。
オリーブオイルは香りが良い物を使用すると、さらにローストチキンが美味しくなります。
調理時間の目安は1時間です。
火力は1時間を通して中火です。
鳥もも肉の表面にコゲ目がこんがりついたら出来上がりの目安です。
※ダッチオーブンで作るローストポークは上のレシピのもも肉を豚肩ロース500グラムに変えるだけで美味しく出来上がります。
お試しください。
「まとめ」
むすめにカッコよく見てもらう為の作戦は以上でした。
ダッチオーブンを購入して使うまでの試練
・新品のダッチオーブンの使い始め方
・片付け
・料理方法
以上も、何とかクリアできました。
お披露目の結果はというと、むすめは美味しそうに食べてくれたので良かったです。
ただ、ワイルドとか男っぽさとか、カッコよさが伝わったかは微妙です。(笑)
もっと、レシピを覚えて、次は実際にキャンプやグランピングに挑戦したいと思います。
むすめへの片思いは、まだまだ続きます。
今回使用した道具を紹介します。
ダッチオーブン(スノーピーク)
オリーブオイル(料理の美味しさが変わります)
革手袋(やけど防止)